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講師:寺澤善雄 平成23年5月19日開催 於:TeMA事務所

ZEN研修報告

 

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 このワークショップに参加するまでは、「禅」とは無心になるための手段であると単純に考えていました。また、「経営とどんな繋がりがあるのかな?」と感じておりました。ところが研修に参加すると、それが「自己との出会い」「自己への気付き」であるということを認識することができました。
 人間は得てして五感を使って自らの思考・行動などの正当性を「相対的」に確認したがるものです。特に、経営者という立場であればなおさらのことでしょう。ところが、この「相対的」な人の姿は光り輝いていないそうです。もちろん、オーラなど滲み出てくるはずがありません。この変わりゆく相対から離れて、いわば第六感の自己・「絶対的」なものに任せてみる。そのための一つの手段がZENなのです。この「絶対的」なものは周りの人々を惹きつけます。そこには、本気さと信念があるからです。これまで、経営理念やドラッカー的なミッションを追い求めていた自分にとっては本当に腑に落ちる内容でした。なぜなら、これらを真剣に追い求めようとすると必ずこの壁にぶち当たるからです。「本当の自分」という壁に。
 以下は、寺澤先生の言葉です。
 「知で分かろうとせず身をもって体得する。分かろうとすると彼(=自己)は逃げ、得ようとしても彼は逃げます。つかまえよう!と気負っても逃げ出します。そうです。彼は主が無垢の状態で発見してくれることをひたすら待ち続けているのです。」
 まだまだ煩悩にまみれ、自分自身の「あるべき姿」について思い悩んでいた私には最高の研修でした!
(安久哲生)

 
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