第1講座 社員さんとの心の絆でつくる組織づくり |
講師:円山広行氏 |
従業員満足の意識を上げることが大切なのは十分理解はしていて、過去にJCPCでも企画していただて勉強してきましたが、円山先生の講義はご自身の体験談も含め、人間の深層心理に絡めた話しで分かり易く、即実践向きだと感じました。
何よりも、社員が自分から動きたくなる仕組みを作り出すことが重要で、その仕組みの土台は社風です。会社が好き・社長が好きといった社風であれば社員は自ずと動き出します。
人が人を好きになる瞬間は、相手が自分のために何をしてくれる人なのかを知ることです。また、その社員の友人なり家族が良い会社に入ったと思える会社にすることで本人のモチベーションが高まり良い行動に繋がるものということ。
会社全体でも盛り上がっている環境を作り出すことも大切で、注目を集めていると良い営業成績につながるので、ゲーム感覚的な要素を取り込むのも必要です。
相手の気持ちや立場に立って寄り添うことを、今回の講義で強く感じ、即実践してみようと感じました。
(株)モガワ 最川 研 |
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第2講座 「利」より「信」の経営学 |
講師:久保華図八氏 |
口減少している現代、新規顧客を増やすより、既存のお客様の再来店率を上げる事が大切という概念は目から鱗でした。
私たちは、常連客様のクリーニング商品でタタミ仕上げ、のりなし仕上げ、など要望に合わせたコメントは、極力入力してどの受付が接客してもわかるようにしていましたが、業務連絡のみならず、趣味や家族、普段なにげない会話から生まれる情報も顧客管理に残し、カルテを作ってえこひいきをすれば、さらに「あなたは特別ですよ。安心してまた来て下さい。」というお店になるのではないかと考えました。まずは、その一歩からはじめてみようと思いました。
そして、顧客満足(CS)を満たすためには従業員の心の豊かさを育てるというお話の点では、私は常に、お客様と直接接するのは、店頭に立つ従業員、パートさん達なので、彼らを笑顔にすることが大切だと思い、社長を頂点とするピラミッドの逆三角形だと考えています。
ですから彼らの従業員満足(ES)を満たすために、心の教育、変化に気づく事、相手に傾聴し、認める事、飲み会をやる事など、コミュニケーションをさらにとっていこうと思います。そして、自分自身、三代目になりますが、創業の精神を持ち、何でもトライする事と、とにかく明るく感情に一貫性を持とうと思います。
末筆になりますが、このような素晴らしい気づきを与えて下さった日本クリーニング生産性協議会に感謝申し上げます。ありがとうございました。
(株)清心社 小橋一慶
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第3講座 「ほめ達」が、人と組織を活性化 |
講師:西村貴好氏 |
まず私は今回の西村講師の講演を聞くまでは「ほめる達人」というキーワードにあまり好印象を持っていませんでした。それは「相手をおだてて煽ることにより組織を円滑に動くようにする」という少しネガティブなイメージを抱いていたからです。ですが西村講師の「ほめる」とは「相手や物事の価値や美点を発見して伝える」という行動からアドバイスや改善を行うものでした。たしかに人間は人・物・出来事の欠点は簡単に発見・指摘することができます。その前に西村講師の「ほめる」を実践すると、自分の伝えたいことが相手に理解してもらえることがわかりました。そして「ほめる」行動ができる人間は自分自身が相手から思われたい・言われたい・こうなりたいかを常に考え行動することができる人間になる。つまり「ほめる」は相手との関係を良好にするだけではなく、自分自身が成長する上でも非常に重要な意味を持っていると痛感しました。
最後に西村講師は「ほめ達」は会話の中で3D(でも・だって・どうせ)ではなく、3S(すごい・さすが・素晴らしい)が口癖となると言われました。
私も3Sを「ほめ達」の第一歩として実践していき、相手・組織そして自分自身が成長していきたいと思える講座でした。
ホームドライ 栄 高太郎 |
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