第1講座 未来を切り拓く自立型人間 |
原田 隆史 氏 (株)原田教育研究所所長
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非常に勉強になる講演を聴かせていただきました。この企画をされた実行委員の全ての方に感謝いたします。
講演は、@これからの人材 A自立型人間の特徴 B自立型チームの育成方程式 C新しい教育 D職場のバランス E個人のパフォーマンス向上の極意 F指導信条という、プログラムで講演していただきました。
この中で、私の心の中で強く共感したのが「人格の上に能力は発揮される」でした。周りの、スタッフに感謝し、礼をつくし、愛をもって接する。そして、お互いの目的・目標のベクトルを合わせ、共に向上していく。
人材育成とは、「心のコップを上に向ける事から始める」と何度も仰っておりました。心のコップを上に向けるとはどのような状態か?こちらの一方的な意見を押し付けるのではなく、何を相手が思い、何を感じているのかを真摯に向き合い、相互理解を築いていくことが、教育の一歩だと深く感じました。そこから、「目的」を持った「目標」を作り、愛を持って、教育していく。 なぜ、目的が必要か? 目的は、他者への貢献から作られます。そのプロセスの中で、色々な目標設定を掲げていきます。目的が、はっきりしていれば、「ブレ」が無くなります。
人は、弱い物だとも説いておられました。何か自分で理由を付けて継続をやめてしまうこともあります。しかし、目的が、はっきりしていればブレも無く目標達成出来ると強く感じました。
(鈴木貴光) |
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第2講座 強くて良い会社をつくれ! |
木村 勝男 氏 アーバンベネフィット(株)取締役会長 |
講師の木村先生は18歳の時から仕事を始め、その後会社を創立し、高度経済成長とともに業績を伸ばし、バブル時には会社所有の土地の含み資産はピークを迎えました。しかし、バブル崩壊後は230億円の負債をかかえ、倒産すら考えました。先生はこの様な経験を生かして現在では中小企業を対象とした企業支援を行っています。 講演では、まず時代を乗り切るキーワードとして、昭和は、需要と供給のバランスを考えると供給の方が勝っているため、政策としては経験・勘・度胸・どんぶりの「KKDD」の時代。平成時代では、科学的数値・シンプル・スピードの「SSS」を備え、なおかつ本物でなければ生残れない、との事でした。
次に本題のBS経営のお話では、PLの純利益を残さないとBSが良くならないという事で、この、PLからBSに移動する間には「税金の川」があるそうです。税金を税金と思わずに払った税金を社会貢献と考えれば、払いやすくなると語られました。
会社の利益目標はもちろん、一人当たりの給与で超一流を目指すという言葉に、こんな社長さんの下で働く従業員は幸せだと感じ入りました。
最後に今回の講演の中で一番印象に残った言葉は、「あなたの目の前に現れる壁はどんな高さでも乗越えることが出来る。乗越えられない壁は前に現れない。」です。私はいつまでもこの言葉を忘れずに、色々な事に挑戦していきたいと思います。
(篠田勝直) |
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第3講座 “はとバス”の経営改革 |
宮端 清次 氏 元(株)はとバス代表取締役社長 |
宮端氏がはとバス社長に就任しての初仕事は、全社員800人の給与カットだったそうです。
当時、経常赤字が4年も続いていることを知る多くの社員は給与カットを受け入れたのですが、あるベテラン運転手から「経営者としての責任はどうなっているのか」とも言われ、宮端氏は言葉に詰まり、「つらい思いは二度とさせないから、今回ばかりは受け入れてほしい」と頭を下げるしかなかったそうです。その後、深刻な顔をして社員食堂に向かう宮端氏の姿を見たある社員に肩をたたかれ、「社長、心配しなくても大丈夫だ。おれたちが頑張って会社を立て直すから」と言われたそうです。宮端氏は社員の危機感、使命感、はとバスへの愛着は本物だと心が熱くなったそうです。
全社員が危機感と使命感を共有する意識改革、経営者責任の明確化と経営の基本方針の策定、CS(顧客満足)、ES(従業員満足)、「なら」「しか」経営(はとバスならできる、はとバスしかできない)そして、今の不透明、不安の時代に生き抜くリーダーの役割等、宮端氏自ら失敗、挫折から得た教訓を教えていただきました。
意識改革云々ではなく、私は今まで自分の上司(社長)に“大丈夫です、任せてください”と言っていただろうか?いや、言えるのだろうか?言うは容易い。任せてくださいと言い、実行できるのか?やり遂げられるのか?それが私の今後の課題となりました。
(星研一) |
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第4講座 組織が生まれ変わる10のキーワード |
吉川 隆久 氏 変革クリエイター |
人口減少・超高齢化社会。商売を取り巻く環境は刻々と変化し「変革」を否応なく求められている。吉川先生の講義は溢れる情熱を持って自己改革の道筋を分かりやすく楽しくお話くださった。
変化とは意識改革を徹底しなければならない。人は変わろうとすると壁に立ち塞がれるイメージを抱きがちだが、それはただの扉なのだ、という少し意識を変えるだけで良いイメージに変わっていく。思考・言動・行動、これらをじっくり考え、覚悟を持ち、広く視野を広げて自覚することが大切である。また、改革をする際ルールや制度ではなく、人の心に焦点をあてる。ヤル気は無限である。
情熱を持って事に準備し必ず責任を果たすこと。一寸先は「光」なのである。これらの心構えを常に持ち、謙虚な気持ちで周りへの感謝の気持ちを忘れないことが何よりも大切である。そして最後に吉川先生は仰いました。「今こそ本気になろう」と、私はその言葉が今まで感じたことのないものに聞こえました。
(最川研) |
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