今回の第25回経営研究会は、7月7日と8日、沖縄という遠方の地にも関わらず53名と定員一杯の参加者を迎え盛大に行われました。
今回見学させていただいた丸三ランドリーは、クリーニング支出が、気候上の関係もあり3675円と全国で一番低い沖縄において、この10年間で売り上げを3倍、シェア率30%まで持っていった企業で、その荷川取社長は36歳の青年社長でした。
第25回経営研究会
岡部 信太郎
工場前で参加者集合
3工場、2店舗を見学させていただきましたが、塵一つ落ちていないロットシステムと完全アッセンブリを行っている綺麗な工場、5.5坪で3000万円を売り上げるインショップ、高級感をトコトン追求したDX専用工場、20坪はあるであろう大きく綺麗な事務所。と全てが考えに考え抜かれた設備で、中途半端な部分が一切無いように見受けられました。
また、前年の火災事故で1工場が全焼という不幸な事故が発生した際のことが社長より講演会で語られました。従業員一丸となって深夜まで、お客様への電話対応、他工場との連携、商品の移動等を当日のうちに行ってしまったとのことで、社員の方々の力強い行動力と会社に対する深い愛情を感じさせられました。
今回の経営研究会で感銘を受けたのが、情報の取り扱いのすばらしさです。各工場のタイムカードはオンラインで本社と結ばれており翌日には工場の1日の労働時間と人件費がわかり、各工場にバックされ人件費率さえも発表されていました。
また、バスの中で参加者に配布された、資料には1日ごとの人件費までも書かれた工場資料、詳細な出店計画書までお配りいただき非常に参考になりました。
最後になりますが、今回の懇親会はビーチサイドでのサンセットパーティーという形式で行われました。これは全て丸三ランドリーの従業員の方々に手配運営していただきました。とても楽しい最高の思い出になりました事を、深い感謝とともにお礼申し上げます。