第1回西日本CS研究会 ヘッダ・イメージ

JCPC西日本9月度セミナー
第1回CS 研究会報告

第1回CS研究会は、JCPC西日本委員会が中心となって企画いたしました。今までは経営研究会西日本シリーズとして行ってきましたが、今回から独立した企画としての位置づけとなりました。テーマは今まで通り「生涯顧客を創る」です。

テーマ:生涯顧客を創る

会場風景

まだお客様を減らすのですか?−売上回復への秘策、商品管理って何? 瀧藤 圭一講師

瀧藤 圭一(たきふじ けいいち)講師
  瀧藤氏は、一番大切なものは、「信用」だと語られました。その信用を得るために必要なことが「商品管理」です。お客様の目的は「もう一度その商品を着用したい」ということですが、紛失は、お店の信用を他のどんなクレームよりも失墜させるものです。マーキングタグの発明と前金制度の導入で大量の受注が可能になったにもかかわらず、商品管理は相変わらず人の記憶という個人的能力に頼り、人的ミスを招いています。商品管理を実行するには、コンピューターなどの機器を使って、最低限三つのタイムスタンプ、つまり受付日時、クリーニング完了日時、そして返却した日時を記録することです。さらに商品管理の情報を、ABC分析等を用いて、戦略的に進めることが必要であるということです。クリーニングサービスの基本について改めて気づかせられることが多く、「生涯顧客を創る」ということの大事なヒントを得たように思いました 。
(多井耕三)

視聴率−目に見えない顧客を求めて 石田 英司講師

石田 英司(いしだ えいじ)講師
   石田英司氏は、高視聴率番組として知られる『ちちんぷいぷい』という番組の制作と共に出演までしておられます。また、直前に行われた衆議院選挙について、元々報道部デスク選挙担当の石田氏が語る裏話は、本題の視聴率の話以上の盛り上がりを見ました。自民大勝の予測、刺客候補の裏話、今後の小泉政治の方向性、ポスト小泉、その他色々正に選挙の裏側を聞かせてもらいました。また、本題である視聴率の採り方について、我々のアンケート調査の参考になる話が聞けました。データ活用というと、膨大な数を集めて結局大した利用ができないものですが、確率の問題で、データに幅と直の正確さを持てば数は全く意味を持たない事が解りました!また、いかに視聴者(顧客)のニーズを探り、研究し、革新的(冒険的)な番組作りが、視聴率を得るに至ったかを知り、大阪の新しいものを生み出す原点を知らしめさせられました!石田氏は、私の旧友です。今回の講演は、主催者側という立場以上に気がかりでしたが、いつも番組で見せる石田のぷいぷい節を聞かせてくれ、聴衆の大変な盛り上がりを目にしてホットしました。
(増田良一)
 

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